広瀬地区活性化推進委員会 加茂町内を2台目青パトが巡行 1/26に加茂小学校で出発式

 福山市加茂町に本社・事業所を置く企業家らでつくる加茂町広瀬地区活性化推進委員会(福山市加茂町中野243-1、粟木原明人会長=㈱六共会長、28社、電084・970・2360)はこのほど、加茂町内全域を巡回するため2台目の「青色防犯パトロール車」を導入した=写真右が粟木原会長。同市加茂町中野の市立加茂小学校で1月26日〔土〕午前10時から、出発式を催す。

 同会は、地元を安全で安心して暮らせる地域にするため、また子ども達が安心して学び育つ街づくりのための支援を目的に、自主ボランティア活動として17年度に青色防犯パトロール事務局を設けた。広瀬地区を巡回する団体として広島県警から認可を受け、講習を受けた同会メンバーには隊員としての実施者証が交付された。毎週2日、1日3回のペースで同地区内約7kmを巡回パトロールしている。

そうした中で加茂町全域の巡回もしてほしいとの要望が寄せられたという。日本財団と日本住宅ローン㈱の2社も同会のこれまでの活動を高く評価して計152万円を助成。ダイハツ社製ミライースを購入し、青色灯やカラーリングなども施した。

2台目は隊員2人と加茂地区防犯組合の委員が車両に乗り、毎朝毎夕の2回、事務局をスタートして約7kmを巡る。不審者はいないか、留守宅や廃屋、空き家などに異常はないか、不法投棄や落書き、マナー違反の車両はないか、水難・事故車両はないか、一見して違和感のある高齢者はいないか、など、気がつくところをチェックして回る。

また同地区では、土砂の運搬などで大型のダンプトラック約50台が1日に延べ400回程度往復するが、その運転手達にも防犯活動に協力して貰おうと、同会会員として各社で教育・指導を実施する。規範意識を高めることで、交通事故防止にも繋げたい考えだ。

粟木原会長の話「地区内には限界集落に近いところも有り、自分達が通りかかると喜んで頂けます。地区内の工業団地には外国人労働者の姿も多くなってきました。これから国際化する社会の中で、トラブルなども多くなる可能性があります。巡回車には自動翻訳機も携行して回りますので、地域の課題を自分達で見つけ、善後策を皆さんと話し合いながら解決し、より住みやすい町にしていきたいと思います」。