広瀬地区活性化推進委員会 路線バス存続を地元企業が支援 広瀬学区町内会へ73万円寄贈

福山市加茂町に本社・事業所を置く企業家らでつくる加茂町広瀬地区活性化推進委員会(粟木原明人会長=㈱六共社長、22社、電084・972・4522)は5月10日、福山市沖野上町のゲストハウスウェディングアルセで、路線バスの存続活動に取り組んでいる広瀬学区町内会連合会(瀬良好史会長)に支援金73万円を贈った=写真。
 広瀬学区は標高350―400mの高所地域にあり、年々過疎化及び少子高齢化が進んでおり、1日3往復する路線バスは生活に欠かせない存在になっている。7年前までは乗車率が損益分岐点を下回り、存続が危ぶまれていた。町内会費の一部で回数券を購入していたが、住民の負担を軽減したい―と、活性化委員会が10年前から毎年支援し続けている。支援金を受け取った瀬良会長は「バスの利用者数は増え始め、減便や廃止は避けられている。現状維持するために支援金は大きな支えになっており、感謝しています」と謝辞を述べた。
 近年は空き家バンクへの入居等が相次ぎ、この1年で新築1棟を含め5世帯が同地区に移住した。広瀬保育所は4人、同小学校は28人、同中学校は22人と、子どもの数は少しずつ増え始めている。
 活性化推進委員会メンバーは次の通り。㈱なかやま牧場▽㈱六共▽宗教法人不動院▽㈲山善組▽前田道路㈱▽㈱小川工業▽山路建設工業㈱▽千城土建㈲▽㈲ジョウカン土木▽㈱フカイ▽美豊㈲▽西平建材▽㈱久松セメント瓦工業所▽㈱広瀬開発▽西福開発㈲▽高陽建機㈱▽㈲サンアイランド▽㈱サンローズ▽㈱一瓢組▽㈱備後総業▽㈱今井住建▽㈱高森工業