広瀬地区活性化推進委員会 過疎化対策で地元企業が支援 路線バス存続に73万円寄贈

福山市加茂町に本社・事業所を置く企業家らでつくる加茂町広瀬地区活性化推進委員会(中嶋栄子会長=㈱フカイ、28社、事務局=㈱六共、電084・972・4522)は5月12日、同町北山の福山市老人福祉センター紫雲荘で、広瀬学区町内会連合会(瀬良好史会長)に支援金73万円を贈った=写真上。支援金を受け取った瀬良会長は「皆様のお力で、市内一小さな広瀬学区が、他地域と同様の活動が出来るようになります」と謝辞を述べた。

 標高350―400mの高所地域にある広瀬学区は少子高齢化や過疎化が進んでおり、路線バス(1日3往復)は生活に欠かせないものになっている。十数年前に廃線が取り沙汰されて以降、町内会費の一部で回数券を購入していたが、住民の負担が重くなっていた。同委員会は06年3月より、その費用を少しでも軽減できれば―と毎年支援し続けている。今回で14回目。

ほか同会は若手会員を中心に青色防犯パトロール隊(粟木原明人隊長)を組織し、不法投棄や犯罪の抑止に注力している。

活性化推進委員会メンバーは次の通り。㈱なかやま牧場▽㈱六共▽宗教法人不動院▽㈱フカイ▽㈲山善組▽前田道路㈱▽㈱小川工業▽山路建設工業㈱▽千城土建㈲▽美豊㈲▽西平建材▽㈱久松瓦工業所▽㈱広瀬開発▽㈱西福環境開発▽高陽建機㈱▽㈲サンアイランド▽㈱サンローズ▽㈱一瓢組▽㈱備後総業▽㈱今井住建▽㈱高森工業▽㈲三島商事▽内山興業㈱▽㈱備南▽藤田興業㈲▽フタバ建設㈱▽伊藤組土建㈱東京支店▽㈱総合建設資材

 なお同会の設立を発起し、会を牽引し続けてきた粟木原明人前会長(㈱六共会長)は、名誉会長として会を支えることになった。そこでこれまでの功績に対し、会から感謝状が贈られた=写真下、右が粟木原名誉会長。