「行幸啓宿處」の碑を 適切な場所に設置保管を

六共は総合建設・解体を主業務としており、老舗ホテル「福山グランドホテル」(福山市西町2―7―1)が2003年1月閉館し、結婚式場「セント・ヴァレンタイン

福山」を建設する際、同社がホテルの解体を請け負ったのだが、「行幸啓宿處(ぎょうこうけいしゅくしょ)」の碑を廃棄物として処分するよう依頼を受けたという。
 行幸啓とは、天皇皇后両陛下が式典などに出席するために地方に出向かれることで、天皇陛下だけの旅行は行幸と言う。1995年5月21日、両陛下は広島県本郷町にある県立中央森林公園で開かれた「第46回全国植樹祭式典」に出席され、御調町の「ふれあいの里」を視察後、福山グランドホテルに宿泊された。翌22日には福山市内の県立歴史博物館と、県立東部工業技術センターを視察している。
 碑は行幸啓による視察と、宿泊されたことを記念して敷地の南東の角に、当時の小林嗣宜福山グランドホテル社長が建立した。粟木原会長は廃棄しないで、自身が所有するペンションの敷地に建て大事に保管している。
 「石碑の処分を依頼されたが、そのまま廃棄するわけにはいかなかった。『行幸啓宿處』の文字が刻まれており、天皇皇后両陛下がかつて福山グランドホテルに宿泊され、福山市内の施設を視察されたことはまぎれもなく福山の歴史の1ページ。適切な場所に設置し保管して欲しい」と訴える。

広瀬地区活推委員会 地元23社が支援金贈呈 路線バス存続への一助に

福山市加茂町に本社・事業所を置く企業家らでつくる福山市加茂町広瀬地区活性化推進委員会(粟木原明人会長=㈱六共社長、23社、電084・972・4522)は4月27日、路線バスの存続活動に取り組んでいる広瀬学区町内会連合会(瀬良好史会長)に防犯活動費3万円を含む支援金73万円を贈った。
広瀬学区は世帯数が82世帯で、高齢化率も50%程度と高く、小中学校も生徒数が20数人程度に落ち込んでいる。1日3往復する路線バスは、生活に欠かせない存在になっている。町内会費の一部で回数券を購入していたが、住民の負担を軽減したい―と、同活性化委員会が9年前から毎年支援し続けており、回数券と定期券(小中学生)への支援に充てている。09年からフジグランまで運行延長したことで、乗車数も損益分岐点を超えて月あたり4-500人程度になっているので、現在は持ち直しているそうだ。
粟木原会長=写真右=が代表して瀬良会長=写真左=に支援金を手渡すと、瀬良会長は「町に高齢者が多くバス路線存続は死活問題。支援金は大きな支えになっている」と謝辞を述べた。
活性化推進委員会メンバーは次の通り。㈱なかやま牧場▽㈱六共▽不動院▽福山北部開発㈱▽㈲山善組▽前田道路㈱▽㈱小川工業▽山路建設工業㈱▽千城土建㈲▽㈲ジョウカン土木▽㈱フカイ▽美豊㈲▽西平建材▽㈱久松セメント瓦工業所▽㈱広瀬開発▽西福開発㈲▽高陽建機㈱▽㈲サンアイランド▽㈱サンローズ▽㈱一瓢組▽㈱備後総業▽㈱今井住建▽㈱高森工業。