手指及び脳機能回復訓練箱寄贈 鏡を使ったリカバリー器計10台

弊社が開発した、鏡を使った手指及び脳機能回復訓練用器具・リカバリーシリーズの、リカバリーフィッター(特許番号:第3112990号)2台及びリカバリーブライン(同:第3114239号)8台を、福山市役所職員の疲労回復につながれば―と寄贈しました。市役所で12月24日、寄贈式及び感謝状贈呈式が行われました。

リカバリーフィッターは、両手を箱の中に入れて両手指を動かさせる器具です。
動かない方の手の上に鏡を立てかけ、鏡を通して見ることで、動かない方の手指も動いている錯覚を起こさせ、神経や筋肉に刺激が及んで脳の活性化や機能回復につながります。

リカバリーブラインは、正面に置かれた鏡を見ながら、目隠しの下で紙に図形を描いたりマッチ棒を移動させたりする器具で、左右上下が反対になりながら動作を行うことが脳への刺激になります。

 2004年に長嶋茂雄巨人軍名誉監督が脳梗塞で倒れ、麻痺を患ったことを知った粟木原会長が同器具を考案。機能回復訓練に役立ててほしいと前者の方を贈呈したところ、後に本人からの礼状が届きました。

杉野昌平副市長は「本庁やすこやかセンターなどに置かせていただき、職員や利用者が使えるようにしておきたい。リフレッシュする機会になれば」と謝辞を述べられました。

 粟木原会長の話「本市や岡山県でも、年末から感染が再び広がり始めておりますが、拡大防止に市職員の皆さんが努力されていることに感謝申し上げます。この箱は、注意力低下や認知症の予防、記憶力や思考力を高めるなどの効果が期待できますので、担当職員の方々の気分を変えるため休憩時間などでご使用いただきたいと思います」。

杉野副市長に使い方を教える粟木原会長(右)