工事完了のお知らせ

三原市新庁舎建設工事(本庁舎解体工事)

平成31年3月19日より実施して参りました本庁舎解体工事ですが、令和元年10月30日をもちまして完了いたしました。
工事期間中、皆様にはご迷惑やご不便をお掛けいたしました事深くお詫び申し上げます。
長期間にわたりご協力頂き誠にありがとうございました。

工事内容

本庁舎棟解体工事
外構解体工事

工事全般

本工事は広島県三原市港町の現庁舎敷地内で建て替える新庁舎建設事業の一貫として旧本庁舎を解体する工事でした。
規模は、鉄筋コンクリート造5階建て(地下1階、塔屋3階あり)延床面積4848m2。

周辺状況

工事現場はすでに新庁舎が建設され隣接しており、また周辺には保育所や商業施設がある為、騒音、振動及び粉塵に対する環境対策の必要とする工事。

工事期間は平成31年3月19日~令和元年10月30日

ハーネス講習実施

厚生労働省は、2018年度から2022年度までを期間とする「第13次労働災害防止計画」をまとめました。
そのなかで2018年度の建設業の労働防止対策の重点施策として、建設業界の死亡事故でもっとも多い「墜落・転落」の防止するために、フルハーネス型安全帯の着用を義務化となりました。

また、さまざまな目標が設定されましたが、特徴は「労働災害の減少」と「メンタルヘルス対策」を重点課題としているところです。
今回のフルハーネス型安全帯の着用義務化に関わる箇所を㈱六共 研修センターで講習をしていただきました。

講師

リンクス㈱インダストリー営業本部
早坂 拓郎氏
スリーエムジャパン㈱
合澤 輝城氏

解体専用機ZAXIS350LCKを導入しました。

新しく解体専用機ZAXIS350LCKを導入しました。

解体機において、六共はこれまで蓄積された油圧ショベルの開発技術を進化させてきました。滑らかな複合動作のできる優れた操作性で作業を効率化させ作業性重視の卓越した操作性はそのままに、解体現場に革命をもたらす「マルチブームシステム」を組み入れました。

1台の機械を使用し、現場の高さや作業内容に合わせてフロント部やアタッチメントを最適に組み合わせることのできる「マルチブームシステム」。 このシステムは、ベースマシンに装備したロアブームを共有し、中層・高層(ハイリフト、モンスターハイリフト)、基礎・下層(ツーピース ブーム)、バックホウ作業(分割ブーム)など、作業に応じたフロントパーツをジョイントさせることが可能。作業進捗状況によってフロントパーツを組み替えることにより、機械を入れ換える手間や搬送コストなどの負担を大きく低減しました。

ヘッドガードはISO 規格のOPG レベルII に適合しています。落下物からオペレータを保護する安全性の高い構造です。さらに、見やすさにこだわりフラットバーガードを採用するとともに放射状に配置することで、作業時の視界性を確保します。前窓ガードとキャブ前面窓との間隔を大きく(150 mm)し、キャブ前面窓の清掃性も向上しています。

キャブ上部はピラーレスを採用。視界を広くし作業場所を見やすくします。
フロントガラスおよび天窓ガラスに平行リンク式ワイパを採用。拭き残し部が少なく、ほこりの多い解体現場でより良好な視界を確保します。

トップガードは開閉式で天窓の清掃が容易に行えます。

安全性

専用モニタ(フロント選択機能盛り込み) 過負荷検出装置
ブーム圧力センサ
ブーム角度センサ 旋回角度検出装置
レベルメータ(負荷率) ブーム角度
ツーピースブームフロント選択時ハイリフトフロント選択時
ブーム角度警報
車体安定性が低下する旋回角度およびブーム角度になるとアイコンが点滅・ブザーで警告。
モニタで、あらかじめフロントモードにセットされている解体フロントを選択で
き、作業状態および警報をアイコンの点滅とブザーで知らせます。
転倒防止警報装置を搭載

PC400用アタッチメントTS-W610 CV(開口部2000) OKADA鉄骨カッター新しく導入しました

360度油圧旋回モーター内蔵で狙った部分をピンポイントで掴み、増速バルブにより素早い開閉で作業の効率化を図ることができます。
切断刃は耐久性に優れた特殊素材を使用し、すべて同一形状のものとしています。これにより4面の使用や振り替えが可能です。
メンテナンスコストの低減も考えた設計としています。

自社研修センターを設置しました。

六共本社に新たに自社研修センターを建築しました。
ここでは、毎月行われる安全衛生協議会や役員会、全体会議を行っています。また100人以上収容スペースを確保しており地域のコミュニティ会議としても活用していただいております。

事故多発現場での安全策提案 光と音で安全確認を強化

緊急時には無線で作動を緩慢化

株式会社六共は 解体作業時の安全な作業システムを考案しました。

高所での階上解体でも効果を発揮することから、手順や各種装置などを確定させ、公的な認知度も高めたい―と、特許を取得しました。

全国的に3階建て以上のビル解体作業現場=写真上=では、近隣住宅の破損や通行人に対しての事故、重機の横転や作業員のけがなど、様々な事故が多発している。同社も一昨年、解体作業時に労働災害があった。そのため、より確実に安全性を確保するため解体手順の見直しをはかったところ、重機を操縦するオペレーターが視認できないところで惰性作業を行うといった問題点が浮かび上がってきた。そこで、光や音を発信したり、無線などを使った監視体制の効率化を図ることを整理した“安全策”を考案し、特許申請を行った。

▽ 建設機械の行動半径に立ち入り禁止の柵などが設けられない場合、重機にLEDランプを設置して、作動時は赤、停止時は青というようにコントローラーの動きを視覚化する
▽重機のオペレーターと重機周囲について見張る監視人と、視認外にいる通行人をガイドする誘導員とを無線でつなぎ、音や声で動きを知らせ合う
▽重機にはバックモニターをつけて監視する
▽緊急時には、重機に組み込んだ緊急緩動させる安全装置をオペレーターもしくは監視人が無線で起動させ、巻き込み被害を防止する、などの仕組みをまとめた。

また、階上での安定した仕事
を確保するため、特殊な構造の鉄製足場も考案した。
長さ8mで、幅は0・8mと0・6mの2種類があり、中央の1点で35t、もしくは40tの荷重に耐えられるという。支えるポストが省略できるため、経費の節約のほか、見通しも良くなって安全性も増します。

杭抜き工事を安心安全短工期で イモムシケーシングを発明

コスト削減、杭の折れ残りなし

全油圧式アタッチメント及び専用バックホー(ユンボ)、および作業工程の短縮と安全性に優れたイモムシケーシングを開発

株式会社六共では全油圧式アタッチメント及び専用バックホー(ユンボ)、および作業工程の短縮と安全性に優れたイモムシケーシングを開発しました。

硬い地層まで深く打ち込んだ杭を掘り出すには、従来はオーガーケーシング工法などが一般的で、腕の長いクレーンベースにリーダーという軸をつけ、9m程度の長いケーシングという鉄パイプを取り付けて回転しながら杭を包むように掘り下げていく。
 このほど開発したイモムシケーシングは、パイプ自体を3-5mと短く切り、ジョイントで繋ぎながら堀り進めていく。さらに、バックホーの
アーム部は中折れ部位を工夫したことで、狭い範囲での作業ができるようになった。これにより、短く刻んで屈曲しやすくさせることで、途中で曲がった杭を傷つけたり折ったりすることがない 。

特徴

  • リードが要らないため、頭上障害物(橋梁や歩道橋、電線など)下での作業ができる
  • 全油圧式のアタッチメント及びバックホーを採用しているため、無振動、無騒音で施工できる
  • 杭先端付近まで土圧の杭密着を最小面積で切断できるため、従来の大型クレーンを必要とせず、杭重量つり上げクレーンのみで済む
  • 作業機械がバックホーであるため、杭位置よりも離れて作業ができる(三点式重機よりも作業半径を大きくとれる)
  • 隣接構造物に近接して作業することができるので市街地の工事も有利
  • 重機以外は4トントラックで運べ、組立もケーシングを寝かした状態で始められるため工期も短くできる

数十年前は打ち込み型の杭が多く、土中の様子で曲がってしまうことも多かったようだ。弊社の発案したケーシングは様々な状況に対応できます。最近話題が多い杭の問題ですが、打突系が多かった当時の建築物が老朽化しており、今後建て替えが増えることも予想されます。折れて杭の先端を土中に残さないため、悔いのないような安心確実な施工をお引き受けいたします

足場からの墜落事故を防ぐ講習 厚労省の規則改正受け早速実施

近年建設現場などで広く使われている足場からの墜落や転落事故による労働災害が多く発生しており、厚労省はこのほど労働安全衛生規則の一部を改正し、足場からの墜落防止措置などを強化しました。

改正項目は、足場組み立て作業時や作業板からの墜落防止措置、組み立てや解体に関する特別教育、元請け事業者などの注文者にも点検が必要となることなど5項目について細やかな規定が追加された。さらに同規則についての特別教育は、足場作業に関わる全ての従事者が受けなければならないとされている。


足場上での安全作業に関する講習会

本社社員および協力会社9社の従業員も含め85人が受講